「放送禁止映像大全」読了

天野ミチヒロ氏著の「放送禁止映像大全」という本を読んだ。
わけあって再放送やDVD化されない映像について、その理由が記された本である。
読んでみて思ったのは、中にはもちろんいたずらに差別や偏見を助長する内容のため、放送禁止になるのは最もだと思うものもあるが、この著書に記されている作品のほとんどがいわゆる言葉狩り的に各種団体から難癖を付けられたから放送禁止になってしまったものだ。
言葉を置き換えれば、それでOKになるなんて全く差別・偏見の本質ではない。その言葉をどういう感情、シチュエーションで使われているかが大事なのであって、字面そのものは大して問題ではない。そんなことで貴重な作品が二度と陽の目を見ることができなくなってることのもったいなさ。そんなことを痛感させられる一冊だ。

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