VAIO Type F VGN-FS22B (PCG-7D2N)のCPUをCeleronMからPentiumMに換装した

PC
Vaio TypeF CPU換装

8年ほど前に購入したVaio Type F PCG-7D2NのCPUをCeleron M 1.3GHzからPentium M 2.13GHzに換装してみたのでそのお話。

TypeFはノートPCなのにCPUがソケット式

ここ数年は、子供のおもちゃと化していたVaio TypeF、何気にヤフオクを眺めていたらPentium Mが1000円前後と結構入手しやすい価格帯で落札できそうだということを知る。そしてこのVaio TypeF PCG-7D2NはノートPCなのにCPUが直付けではなくソケット式だということも何年か前に暇つぶしで、ばらしてみた時に知っていた。おそらくカスタムメイド時に使いまわせるようにするための仕様だろう。ググってみたら、結構CeleronMからPentiumMに換装して遊んでいる人達がいるので、成功率も高そうだ。ということで早速、ヤフオクでゲット。Pentium M 2.13GHzを900円で落札。

PentiumM 2.13

PentiumM 2.13

作業難易度は比較的簡単な方だ

とかくノートパソコンは、順番を間違えると確実にツメなどを破損するような複雑なかみ合わせだったり、どこから手を付けていいのかわからないものだったりと分解が難しい物が多いが、このVGN-FS22Bは比較的簡単な方だと思う。裏っ返して見えてるネジを全部外す。ハードディスク部の蓋を開けたら、更に見えてるネジを外す。メモリスロット部も開けて、見えてるネジを外す。これだけだ。トルクスネジもなく、全てプラスネジでとてもソニーとは思えない潔さ。

Vaio TypeF裏側

Vaio TypeF裏側

CPU換装作業

全ネジを外して裏面を開けることができればCPUまでのアクセスも簡単だ。ヒートシンクのネジを外してヒートシンクを取るとソケットに刺さったCPUが見える。
ソケットのネジを緩めるとCPUが簡単に外れるので、新しく購入したPentium Mを差し込んでソケットのネジを閉めシリコングリスを薄く塗布後、ヒートシンクを取り付けるだけ。

Vaio TypeFマザーボード

Vaio TypeFマザーボード


Vaio TypeF CPUソケット

Vaio TypeF CPUソケット


Vaio TypeF CPU換装

Vaio TypeF CPU換装

いざ起動、そしてベンチマーク

ネットでは1.73GHz、1.86GHzでの成功事例は複数あったが2.13GHzは見付けられなかった。ひょっとしてダメなのか?という不安を持ちながら、それほど高い金額でもないので、失敗してもダメージは少ないことから2.13GHzを選んだのだが、電源ONであっさり無事起動。
一応、HDBENCHの結果を載せておく。

換装前 CeleronM 1.4GHz

換装前 CeleronM 1.4GHz


換装後 PentiumM 2.13GHz

換装後 PentiumM 2.13GHz


CPUのスコアがクロックの倍率程度上がっているのがわかる。体感的にもキビキビ感が増して別マシンのように動く。子供に遊ばせてるディズニーのサイトに有るブラウザゲームがこれまでアクション系は重くて遊べなかったのだがキビキビ動くようになってちゃんと遊べるようになった。

半年ほど使用しているが今のところ問題なし

換装後、半年ほど使用しているが今のところ全く問題なく動いている。せっかくなので、もうだいぶ前にバッテリーがご臨終になって以来、バッテリーを外してACで運用していたのだが、バッテリーも購入した。純正品はクソ高いので互換バッテリーをチョイス。

こちらも同じくらいの期間使っているが全く問題なく使えている。ノートPCは、やっぱりバッテリーで使うほうが気軽に持ち運んで移動できていいよね。リビングやら子供部屋やらを行ったり来たりしているので非常に便利な状態がまた戻ってきた。

これで小学生の子供のオモチャとしてはまだ数年は十分に戦えそうだ!

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